Cards on the Table - Jerry Sadowitz

08-26,2016

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"Cards on the Table" Jerry Sadowitz - 1989

Jerry Sadowitzのカードマジック作品集。
クラシカルなテーマが多いのですが、見せ方がユニークであまり他では見かけないような作品が並んでいます。
本書の冒頭でも触れられていますが、Roy Waltonの影響が全体的に目立ちます。
収録作品を幾つか紹介。

Consolation
デックのボトムにある4Aとテーブル上のカードの交換現象。やや妙な位置関係の交換現象ですが、ギャンブリング風の演出が面白く、なかなか興味深い作品に仕上がっています。

Ambitious Spots
ピプスが少しづつ上がってくるアンビシャスカード。

The Card that doesn’t go to Pocket
カードトゥポケット。最後には選ばれたカード以外のデックが4つのポケットに移動。

個人的にはThe Backward Card Trickというオーソドックスなカード当てを逆の順序で行う(カードを当てるところから始める)作品が大変気に入りました。
トライアンフやトーンアンドレストア現象のバリエーションでたまに見かける時間を戻すといった現象ではなく、順序がそもそも違うシュールさが面白く、オチも綺麗にまとまっています。

現象や演出の面で面白さを感じる作品が多かったのですが、自由に好きなカードをコールさせて演じるトライアンフや、観客に途中で例の質問をしないOut of Sight Out of Mindといったマニアックな方向性の作品もあります。

その他に技法の解説の章で技法が4種解説されています。

様々なテーマを扱っており、ユニークなアプローチの作品が並んだ面白い作品集でした。
もっと多くの作品にも触れたいのですが、いろいろな事情があって手にすることができる資料は限られるようです。

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