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Super Magic - Paul Harris

01-10,2015

supermagi-full.jpg
“Super Magic” Paul Harris - 1977
Paul Harrisによる名著。
カードマジックを中心とした20作が収録されており、一部J.C. WagnerらPaul Harris以外の作品も紹介されています。
収録されている作品ついてはRe-set、Ultimate Rip-Off、Grasshopper、Las Vegas Splitなど、現在でも多くのバリエーションが作られている名作が並びます。


Harrisの作品についてはDVD"Stars of Magic"シリーズである程度抑えていて、 Harris以降に他のマジシャンによって発表されたバリエ―ションにも触れきました。そうした状況で改めてこの本を読んだので、さすがにそこまで新しさを感じることはできなかったのですが、それでも個々の作品の質には唸らされました。
月並みですが40年近くも前の作品集とは思えません。「あぁ時代を変えた人なんだなぁ」とつくづく思わされます。
従来のプロットにとらわれない型破りで鮮やかな現象は実に魅力的です。
また現象、演出が素敵なのはもちろんですが、それを達成するための方法もすっきりしていて優秀だと気づかされます。現象そのものは風変わりであっても、方法は無理がなく準備が必要な作品も少ないように思います。


収録作品からこの本で初めて読んだ作品2作を取り上げます
・The Ace Trap
デックに戻した3枚のAが、テーブルに残したリーダーAの元に集まるいわゆるフォアエース、アセンブリプロット。
カードをネズミ捕りならぬ、A捕りに見立ててエースを捕まえるという演出。
多少気になる部分はあるものの、うまく構成された手順で何となくJohn Bannnonっぽいと思ったりしました。

・The Library Card
カードを選ばせてサインをさせてデックに戻す。観客に1冊の本を渡して持ってもらう。
デックをリフルすると折りたたまれたページが1枚デックから飛び出す。
そのページが観客に持っている本から消えたことを確認するためにそのページを広げてもらうとサインドカードが出てくる。
まさに真骨頂という感じのプロットと、ダイレクトな解決法です。


読んでいて気になった部分としては、全体的にクレジットの明記がもう少し明確だと良かったかなと思いました。
ここはこの人のアイディアというのは書かれていますが、細かな記載はありません。
例えば、原案について触れられているRe-setについてもBrother John Hammanの名前は挙げられていましたがThe Undergraund Transpositionの名前が出てなかったりと原案がたどりづらいかなと思いました。
そもそもHarrisの場合プロット自体が新しいものも多いのも事実なのですが。
それぞれの手順の解説については挿絵も充実していてサクサク読むことができます。


改めてユニークな作品群に触れることができてなかなか充実した一冊でした。
この作品集に収録されている作品以外にもInterlaced Vanish、Twilight、The Bizarre Twistなどの傑作がまだまだあるのがHarrisの恐ろしいところです……
今一度 Pau lHarrisの凄さを再認識できたので全集"Art of astonishment"もいずれ集めて読みたいと思います。



積読を解消するためにブログ始めたのに積読が増えそうなオチになってしまった!
これでいいのか?!

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