スポンサーサイト

-----,--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Effortless Card Magic - Peter Duffie

07-04,2015

6239a-50bea94c6906d.jpg

"Effortless Card Magic" Peter Duffie - 1997

Peter Duffieによるカードマジック作品集。紙媒体では既に絶版ですが電子書籍で読むことができます。
個人的には初めてのPeter Duffieの作品集でした。Peter Duffieはかなりの多作家なので何から手をつけたらいいのかよく分からなかったのですが、比較的評判の良さそうな本書を選びました。「The Best of Peter Duffie」という初Duffie本にちょうど良さそうなタイトルも見つけたのですが、ベストなのに5巻まで出ていて「お、おう……」ってなりました。

タイトルからセルフワーキングやサイコロジカルな手法を連想しそうなタイトルですが、それなりに技法を使う作品も収録されています。いずれもスライハンド的な難易度は低いです。

さまざまなテーマを十数章に分けて約50作解説されています。基本的にプロットや現象毎などで分けられていますが、HofzinserやBob Hummerの章というのもあります。
先日邦訳されたJohn Guastaferro『ONE DEGREE』収録のLOST & FOUNDに影響を与えた作品Clear to the Pointも解説されています。

全体的にトリックとしてはよくできていて、手順構成のレベルが高いので上手く作ったなと思わされる作品が多かったです。その一方で現象自体があまり魅力的ではありませんでした。また演出についてはあっさりしており、あくまでトリックといった印象を受ける作品が多かったように感じます。
序盤は現象は好みではないのに手順構成の面白さで結構読み進めることができて、50作もあれば現象が気に入る作品もそこそこあるだろうという感じで読んでました。ただ中盤あたりでもなかなか現象にハマる作品がなく、さすがに辛くなりました。
現象が面白いと感じるかどうかは、ある程度個人的な感覚になるので、現象がハマる人にとってはトリック自体がよく出来ているので面白く読むことができると思います。

宝探し的に大量の手順にあたることが苦でない人には、何かしら得ることができる作品集であるとは思います。
個人的にはもう少し作品を厳選した作品集にしてくれると読みやすなと。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。