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Look No Hands - Wayne Dobson

05-15,2015

look-no-hands.jpg

"Look No Hands" Wayne Dobson - 2011

Wayne Dobsonのカードマジック作品集。解説はStephen Tucker。
この作品集では“hands off”というコンセプトの元、収録されている10作すべて演者がカードに触れることなく演技をすることが出来ます。
そうしたテーマでデザインされた表紙がなかなかひどいです。
“hands off”については、Wayne Dobsonが病気のためスライハンドができなくなったことから取り組んできたとのこと。
収録作品はカード当てが多いですが、取り扱うテーマが極端に偏ることなく、様々なプロットを取り扱っています。
"McDobson’s Aces"という作品では、すべての操作を観客が行なったにも関わらずエースアセンブリ現象を達成しています。また2組のデックを使った一致現象のクライマックスにブランクカードが観客の変化する手順があるのですが、観客にすべての操作を委ねた上で変化現象を起こすのはなかなか凄いなと思いました。

解決方法は、レギュラーデックでセットの不要な手順もあれば、ギャフカードを要する手順もあり特に偏りはありません。またクロースアップで演じることのできる作品が多いですが、サロン向けの手順もちらほらあります。

観客にすべての操作させるマジックは下手な手順の組み方をすると、現象が起きるようにセットされたカードを渡されただけと思われたり、誰がやってもそういう結果になると思われるなど不思議さを損ねる原因になりかねません。しかし解説されている作品は、ヘンな言い方ですがキチンと不思議に見えるなと思いました。

解説は全体的にややあっさりした印象です。ご本人の演技が面白いので、もう少し演出や台詞回しについて書かれているとよかったかなと思いました。David Hoy原案の"Tossed Deck"や、観客がマジシャン役になるマジック"Echo"の解説は台詞について詳細に書かれていたので面白く読むことができました。
本文に挿絵は一切ありません。基本的にセルフワーキングマジックなので理解に苦しむ部分は特にないのですが、やはり多少はあったほうが読みやすいなと思いました。

良質なセルフワーキング的作品集としてなかなか面白く読むことができました。Wayne Dobsonの作品集はいくつか出ているので他の本も読んでみようかなと思います。
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